■善導寺の菩提樹(ボダイジュ) | ||||||||||||
当寺の菩提樹は、中国原産のシナノキ科の落葉高木で、通常15m位の大木になります。 初夏の頃、葉腋から一個のせまい舌形で淡黄色の香りのよい五弁花がつり下がります。果実はほぼ球形の小粒で、この粒から数珠玉(念珠)をつくるのに用いられます。 本来の菩提樹は、インド原産のクワ科の常緑樹、インドボダイジュのことであり、釈迦がその木の下で菩提を成就し仏となったとのいわれがあります。 この樹は日本や中国では育ちにくいので、中国原産の本樹が同名でよばれ、寺院の庭に植えられるようになりました。 なお、ムクロジ科のモクゲンジのように、数珠玉をつくるのに使用される樹木も、菩提樹とよばれることがあります。 |
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