■長岩山のサザンカ自生地 | |||||||||||||
サザンカはツバキ科の常緑小高木で、山口県以南の温暖な山地に生え、 秋~冬に咲く花として昔から日本人に親しまれ、園芸品種が多くあります。 よく庭や生け垣で見かける園芸品種には花の色が白や桃色、赤で八重咲きのものもありますが、自生種は五弁一重で、白(もしくは淡い桃)色をしています。 ツバキによく似ていますが、葉の主脈~葉柄に毛が生えていること、雄しべの花糸が独立していることやいわゆる「落椿」ではなく、花びらが個々に散ることなどで見分けることが出来ます。 長岩山のサザンカ自生地は、およそ2haの広さがあり、数千本が自生していて、北限域群生地としては有数の規模を誇っています。 県道北川内草野線(798号)沿いにあるので、気軽に立ち寄ることが出来ます。 |
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■景勝「渓雲台」 | |||||||||||||
耳納連山北西域の耳納スカイライン沿いにある展望台は、筑後平野を一望に出来る景勝地として凌雲台、碧雲台、紫雲台などと名付けられ、このサザンカ自生地のある長岩山頂上は「渓雲台」と呼ばれています。 久留米市街はもちろん、筑紫地区から朝倉、うきは地区にいたるまでの筑後平野一帯が眼下に広がるパノラマビューは「すごい!」の一言です。写真では解らないその広がりをぜひ体感してください。 なお、渓雲台では毎年10月に、イベント「さざんか山祭」が行われています。 |
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