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1 地ごしらえ 苗木を植える箇所の雑草やかん木などを刈払ったり、散らばっている木の枝などを整理して、苗木を植える準備をします。 ※ワンポイントアドバイス 傾斜地では刈払ったかん木等を棚状に積んでおきます。 |
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2 植栽 林地に穴を掘って苗木を植えます。北部九州では、2月~3月に植えるのが一般的です。植えた後、凍害や乾燥害などで枯れが多い場合には、補植の必要があります。 ※ワンポイントアドバイス 苗は袋などに入れて根を乾かさないようにします。 植栽本数は1ha当たり3,000本(1坪1本)を目安とします。 |
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3 下刈り 植栽した苗木は小さく、放っておくと成長の早い雑草やかん木に負けて枯れてしまうので、これらの雑草木を刈り払います。 ※ワンポイントアドバイス 実施時期は雑草木と競争が激しくなり、被圧状態になる前(7月前後)とします。尚、必要に応じて年2回下刈りを行います。 |
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4 つる切り 樹木にからんだクズやフジなどのつるをとり除きます。 ※ワンポイントアドバイス つる切りの時期は貯蔵養分の最も少なくなる季節(7月頃)が適期です。 |
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5 除伐 植栽した樹木(スギやヒノキなど)の育成を妨げる雑木等を切り払います。 ※ワンポイントアドバイス このとき、雑木だけではなく、スギ(ヒノキ)の先折れ木や曲がり木なども、併せて伐り倒します。 |
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6 枝打ち 樹形の調整、病害虫の防除、林内照度確保等により森林の機能の向上を図るため、一部の枝を切り払います。 ※ワンポイントアドバイス 枝打ちの道具にはナタ、カマ、ノコなどがあります。ナタやカマは作業効率が高いのですが、かなりの技術力が要求されます。 |
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7 間伐 林業では、伸長を早めると共に、幹を通直で、かつ出来るだけ正円にし、また枝を太くしないようにする等の理由で、かなり密に植栽します。そのため樹木が大 きくなると過密状態になり、お互いが生長のじゃまになります。これを防ぐために、良い生長が望めるものを選び、それ以外を伐って本数を調節します。 ※ワンポイントアドバイス 上記の「図-1 作業体系図」を参考に、間伐本数を決め、「悪い木」「並みの木」「良い木」の順に配置状況も考えて選木します。 |
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8 主伐 伐期に達した成熟樹木を伐ります。 ※ワンポイントアドバイス 伐倒の際は、特に作業の安全に配慮しなければなりません。玉切(何mに切るか)は、市場の動きを見て決めます。 |