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虫害から守る=ヒノキカワモグリガ=
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マスダクロホシタマムシ
ヒノキカワモグリガ
スギザイノタマバエ
ヒノキカワモグリガ
■発生を診断
若令幼虫は葉肉を、成長すると枝や幹の樹皮下を食害します。
食害された葉は枯れて赤くなります。(赤穂という)
ヒノキよりスギの方が内樹皮が薄いので、被害が目立ちます。
枝や幹の穿入孔の入口に赤褐色の虫ふんが付着し、樹脂が出ていることもあります。
この傷口がヒノキ漏脂病の誘因になっていると言われています。
幹の表面が隆起し、こぶ状になっています。
成虫の体長は、約8mmです。
老熟幼虫の体長は、約10mmです。
ヒノキカワモグリガ
木口における被害状況
■発生を防除
針葉や緑枝に産卵された幼虫が、枝や節の付け根に移動することが多いので、枝打ちが効果的です。
枝打ちは、切口がなめらかになるようにていねいに実施します。
厳寒期の枝打ちは樹幹を傷めるので避けます。
被害木は、除伐・間伐のときに優先して伐採します。
春先に枝下部の幹に粘着バンドを巻きます。
こぶ状に隆起し脂が流出
患部の樹皮を剥いだ状況
患部の木目の被害状況
患部の材内の被害状況
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