神代曙:ジンダイアケボノ |
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花弁数:5枚 花径:約3.5cm エドヒガンと他種の雑種と考えられる。東京都の神代植物公園に栽培される。開花はやや早い。ソメイヨシノより花色が濃く、特に花弁の先端の色がやや濃い。 |
一葉:イチヨウ |
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花弁数:20~40枚 花径:3.8~4.8cm サトザクラの栽培品種。江戸後期から関東を中心に栽培がひろまっていた。丸い花弁は淡紅色だが中心部はほとんど白色で平開する。ふつう1本のめしべが葉化 することから名づけられている。若芽は黄緑色で花と同時に伸びる。八重咲きサトザクラでは、比較的開花は早い。 |
御衣黄:ギョイコウ |
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花弁数:10~15枚 花径:3.2~4.0cm サトザクラの栽培品種。江戸中期から名前の記録がある。花弁は淡い黄緑色で、濃緑色の線が入り、花弁の質感が厚く、ふつう反り返る。若芽は緑褐色で花と同時に伸びる。 |
普賢象:フゲンゾウ |
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花弁数:20~50枚 花径:4.2~5.2cm サトザクラの栽培品種。室町時代から記録されている古い栽培品種であるが、現在でも多く植えられる。もっとも外側の花弁はやや濃い淡紅色であるが、内側の花弁はほとんど白色である。 ふつう2本のめしべが葉化し長く突き出す。名前はこの葉化しためしべが、普賢菩薩が乗る白象の牙に見立ててつけられた。若葉は紫褐色で花と同時に伸びる。。 |
関山:カンザン |
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花弁数:20~50枚 花径:4.4~5.4cm サトザクラの栽培品種。江戸後期から記録があり、荒川堤から全国に広まった。花が人目を引く紅色、八重咲き、大輪で、寒さや病害虫に強く利用しやすいた め、多く植栽されている。丸い花弁は内側まで濃い紅紫色。若芽は紅褐色で花よりやや遅れて伸びる。 |
白山旗桜:ハクサンハタザクラ |
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花弁数5~10枚 花径:3.6~4.4cm サトザクラの栽培品種。原木は東京都文京区の白山神社にあったもので、国の天然記念物に指定されていたが枯損し、指定を解除された。5枚の花弁のほかに旗弁(きべん)という花弁があるので「旗桜」と呼ばれる。 |