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1 五感を働かそう |
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みる(目) |
大部分はこれにもとづきます。 |
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におう(鼻) |
クサギ、ハマクサギ、ヘクソカズラ、サンショウ、イヌザンショウなどは、どんな臭いがするのかな? |
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あじわう(舌) |
ニガキ、キハダなどは、どんな味がするのかな? |
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さわる(手) |
エノキとムクノキ、アカマツとクロマツ、ムラサキシキブとヤブムラサキは、それぞれどんな手触りがあるのかな? |
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きく(耳) |
バリバリノキ、ソヨゴなどの名前の木はあるが、そんな音がするのかな? |
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※最後は第六感、すなわち直感を働かそう。 |
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2 生えている場所を観察しよう |
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平地のあき地や道ばた |
タンポポ類、ヒルガオ、オオバコなど |
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畑の中やそのまわり |
ナズナ、ツユクサ、メヒシバなど |
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水田やあぜ道、小川のほとり、湿地 |
レンゲソウ、セリ、ミゾソバなど |
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大きな川のふち |
チガヤ、ギシギシ、ネコヤナギなど |
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平地の林のふちや山道 |
オドリコソウ、ジャノヒゲ、ゲンノショウコなど |
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山地の林のふちや山道 |
ダイコンソウ、ミズヒキ、チヂミザサなど |
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山地の林内 |
ナルコユリ、ホウチャクソウ、ギンリョウソウなど |
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山地の沢や川沿い |
ワサビ、ユキノシタ、イラクサなど |
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草原や明るい林 |
ワラビ、ゼンマイ、ススキ、ハギ類など |
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海辺の砂浜や岩場 |
ハマヒルガオ、ツワブキ、オニヤブソテツなど |
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※どんな所に多く生えているか、よく観察してみよう。 |
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3 植物の特徴をたくさんあげてみよう |
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植物の大きさは?(自分の背丈より大きいか? 小さいか? それとも・・・) |
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木や草の肌は? (茎が硬いか? 柔らかいか?) |
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葉の形は? 葉の大きさは? 葉の色は? 葉のつき方は? |
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花の色は? 花の形は? 花の香りは? 花弁の枚数は? |
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実の形は? 実の色は? 実の大きさは? |
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その他、毛があるとかないとか、とげがあるとかないとか、枝が丸いとか角ばっているとか? |
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※五感を働かせて、なんでも気がついたことをあげてみよう。 |
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4 自分で名前をつけてみよう |
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たとえば背が小さく、赤い実がなっている木があれば‥‥ |
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ミニアカマメノキとかコドモアカミノキなど |
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トゲのたくさんついた木であれば‥‥ |
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ハリセンボンノキとかイガイガグサなど |
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葉をもんで変な臭いがすれば‥‥ |
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オナラグサとかウンコカズラなど |
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※前にあげた特徴から、自分で自由に名前をつけてみよう。 |
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5 木の形により分類してみよう |
(1) 針葉樹(以外は広葉樹) (2) 幹立ちの樹木(高木) (3) 株立ちの樹木(低木) (4) つる植物 (5) 単子葉植物
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6 葉の形により分類してみよう |
(1) 単葉・・・葉の本体が1枚の面(葉身)でできている葉のこと
常緑又は落葉、鋸歯のあるなし、葉の形(ハート形、手のひら状、丸い、細長い、その他)などで分類します。
(2) 複葉・・・単葉の切れ込みが深くなり、葉身が複数に分断した葉のこと
常緑又は落葉、鋸歯のあるなしなどで分類します。 a 三出(さんしゅつ)複葉 葉柄の先に小葉が3枚手のひら状についる複葉です。 b 掌状(しょうじょう)複葉 葉柄の先端に5枚以上の小葉が、放射状につき、手のひら形になる複葉です。 c 羽状(うじょう)複葉 葉が鳥の羽のようにならんでつく複葉です。枝の先端に小葉が1枚プラスしたものを奇数羽状複葉、 先端に小葉のないものを偶数羽状複葉といいます。 d 二~三回羽状複葉 羽状複葉が、さらにもう一度羽状についたものを二回羽状複葉といいます。
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7 私達の生活との関係や名前の言われなどを考えてみよう |
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チドメグサ、ヨモギなどは止血用に用います。 |
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センブリ、ゲンノショウコ、ドクダミ、ヒキオコシなどは薬効から名前がついています。 |
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タウチザクラ(コブシ)、タネツケバナ、ナワシログミなどは農事歴との関連からついています。 |
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アカネ、ムラサキ、キハダなどは染色資材として用いられています。 |
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ヨメナ、ゴマナ、ニガナ、ソバナ、ナズナなど、○○ナとあるのは食用となります。 |
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8 そして最後に図鑑を見たり、くわしい人に聞いたりして、 ほんとうの名前を調べてみよう |
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名前を知るのは最後でよいのです。 |
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似ているところをさがします。 |
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違うところを見つけます。 |
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一に慣(な)れ、二に慣れ、三、四がなくて、五に慣れ。ただひたすらに慣れるだけです。 |
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