■本庄の大楠(オオクス) | |||||||||||
景行天皇ゆかりの大楠と伝えられています。 『大楠宮小楠宮社記』によると、「景行天皇が熊襲来征伐のとき、行橋市今井の浜に着船し、京都郡に行宮を設けた。当時、宇佐・下毛・田川の3郡に巣くう 土蜘蛛の五賊が反逆し、これを征伐するため、周囲三里以内に常盤木を植え、戦勝を祈願した。そのときの常盤木が今日まで残り、大樹となった」と伝えられま す。 明治34年に浮浪者の火の不始末による火災で、主幹部を焼き尽くしましたが、奇跡的に第一枝がよみがえり、現在の姿に復活しました。このため、『寿命長久の霊験あらたか』と大楠の葉を懐に入れれば、諸災を免れ長寿を得ると言われています。 火災などで枯死した部位や空洞の部位も含めると、その幹周りは相当に大きく日本有数と思われます。幾多の災害に耐えてきた雄姿は、人々に感動を与え、旧築城町(現在築上町)のシンボルとして親しまれています。 環境省の第6回自然環境保全基礎調査「巨樹・巨木林フォローアップ調査」(平成13年報告)によると、全国4位の巨木に認定されています。 |
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