■雷神社の公孫樹(イチョウ) | ||||||||
イチョウはイチョウ科の雌雄異株の落葉高木で、一般に古い雄株では枝が挙手したように上向きにのび、雌株では水平に張る傾向になると言われています。DNA鑑定でも雌雄の区別はつかず、実がなるまで解らないとされています。 中国が原産地とされ、社寺などによく植えられてきました。種子(ぎんなん)は多量のデンプン、少量のタンパク質と油脂、ほかにカロチン、ビタミンCを比較 的多く含み、酒のつまみや茶碗蒸しの具に好適です。また白果とよび薬用とされ、咳や糖尿などの病気に多く用いられています。雷神社の社殿石段の右側にある この老木は、樹齢900年以上と言われています。明治年間に石垣築造の際に幹の根元半分が埋め立てられたので、根廻りの推定は困難ですが、胸高周囲 7.2mの大木です。 樹幹の北側2mのところから出ている1側枝の上に1本のツバキが着生し、南側地上6mの基部に1本のネズミモチが着生しています。樹勢はなお旺盛で、毎年多量の結実をみせています。 |
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