名木・巨木シリーズ(福岡エリア)=⑧宇美八幡宮の湯蓋の森と衣掛の森=
■宇美八幡宮の湯蓋の森と衣掛の森 |
宇美八幡宮の境内にはクスノキの大木が30本ほどあり、中でも古来著名なものは「湯蓋の森」と「衣掛の森」の二本です。 湯蓋の森はクスノキの一株で、根元の周囲には自然石を円形に並べて垣としており、幹囲りは約15mで樹勢は旺盛です。応神天皇御降誕に関する霊樹の一つ で、枝葉が繁って湯船の上に蓋のように被さったような格好になっているので、この名をつけたと伝えられています。 |
|
衣掛の森もクスノキの一株で、境内の最大木で周囲は石柱を丸く並べて玉垣としてお り、幹回りは約20mに達する老大樹です。主幹がほとんど枯損して非常に弱っていますが、幹の下方から出た太い枝は健全で、遠くから望むと別株のように見 えます。湯蓋の森と共に応神天皇御降誕に関する霊樹で、そのおり産衣を掛けたのでこの名をつけたと伝えられています。 |
|
|
湯蓋の森(ゆぶたのもり) |
衣掛の森(きぬかけのもり) |
所在地 |
糟屋郡宇美町 宇美八幡宮境内 |
保護制度 |
国指定天然記念物(大正13年指定) |
樹齢 |
不明 |
不明 |
形状寸法 |
樹高約30m、幹周り約15m、 枝張り約28m |
樹高約25m、幹周り約20m、 枝張り約24m |
|