原木しいたけの作り方(一般編) |
原木の伐採・葉枯らし |
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クヌギ・コナラ等の落葉樹は黄葉初期(1~3分)に伐採します。 |
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台風で葉が少ない場合や被害を受けた原木は、早めに伐採しましょう。 |
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葉枯らしの日数は、原木の樹種、樹齢などで異なります。大きく、古くなるほど葉枯らし期間を長くします。 |
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玉切り・植菌 |
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種菌の頭が樹皮面より出ないよう打ち込みましょう。 |
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植菌時期は、3月が最適ですが、サクラの花が咲くまでには終了しましょう。 |
3 |
台風被害を受けた原木には、多めに植菌しましょう。 |
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仮伏せ |
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仮伏せは活着を促進させるためのものです。乾燥ぎみの年に有効です。 |
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気温が高く、雨の多い年には仮伏せは必要ありません。 |
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本伏せと管理 |
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ほだ木に直射日光があたらず、十分雨があたりかつ風通しがよい場所に伏せ込みましょう。 |
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裸地伏せは、笠木をかけて庇陰しますが、雑草、灌木の刈り払いに努めて、風とおしをよくしましょう。 |
3 |
林内伏せでは、梅雨時期と9月頃にほだ木を逆さにしたり(天地返し)、積み替えたりしましょう。そうすることで、菌糸が良く伸びるようになります。 |
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ほだ起こし・ほだ場管理 |
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品種の特性に合わせてほだ起こしをしましょう。種菌品種の種類や形態等により、起こすまでに1~2年のほだ木作り期間が必要です。 |
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ほだ場は東南に面し、冬でも暖かく、水源地に近い場所が理想的です。 |
3 |
暗いほだ場では間伐・枝打ち等により、発生環境を整えましょう。 |
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強い風の当たるところは、防風垣を設置しましょう。 |
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古いほだ木は整理し、ほだ場を清潔に保ちましょう。 |
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発生操作 |
1 |
ヒガンバナが咲き出す頃からシイタケの原基形成が始まります。散水により、原基の形成を促進しましょう。 |
2 |
散水施設がない場合は、8月下旬から9月上旬に天地返しを行いましょう。また、古くなったほだ木は、ナタ目等を入れ、水分を補給しましょう。 |
3 |
できるだけ散水施設を設置し、気象条件に左右されない栽培をしましょう。 |
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