雛菊桜:ヒナギクザクラ |
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花弁数:60~200枚 花径:2.0~3.0cm オクチョウジザクラの栽培品種。新潟県弥彦村の弥彦神社に原木がある。花弁の数が多い(菊咲き)。開花の時期はやや早く、開花期間が長い。5枚のガク片の間に副ガク片がみえる。 |
天の川:アマノガワ |
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花弁数:10~20枚 花径:4.4~5.2cm サトザクラの栽培品種。明治期の荒川堤から広まった。枝は横に伸びず、太枝まで真っ直ぐに上に伸びる特徴的な樹形。花も上向きにつく。丸い花弁の先端に細かい切れ込みが多く、花に芳香がある。 |
永源寺:エイゲンジ |
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花弁数:8~15枚 半径:4.0~4.5cm サトザクラの栽培品種。滋賀県永源寺町の永源寺に原木があったもので、佐野藤右衛門により広まっている。円形の花弁はしわ状で白に近い淡紅色。花の房は長く伸びやや枝垂れた枝先にわずかにつくだけで独特の樹形となる。若芽は緑褐色で花に遅れて伸びる。 |
妹背:イモセ |
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花弁数:20~40枚 花径:4.0~4.8cm サトザクラの栽培品種。京都市北区の平野神社にあるもので、佐野藤右衛門を通じて広まっている。 ふつう2本の正常なめしべが突き出ており、結実すると1本の果柄の先に2つの果実が合着することがあることから、夫婦にたとえられ名づけられる。二段咲きするものもある。(花の中心にもう1つの花が段に咲く)若芽は緑褐色で花と同時に伸びる。 |
佐野桜:サノザクラ |
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花弁数:10~20枚 花径:3.2~4.2cm サトザクラの栽培品種。 佐野藤右衛門によって広沢池畔のヤマザクラの実生から選抜された八重咲きの1本。佐野と親交があった牧野富太郎によって命名された。 外側の花弁は円形だが内側の花弁は細長くなり旗弁もある。若芽は黄褐色で、花と同時に伸びる。樹高は10m以上になる。 |
子福桜:コブクザクラ |
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花弁数:20~50枚 花径:2.4~3.4cm カスミザクラとコヒガンから生まれたと考えられる栽培品種。1つの花にめしべが1~5本あり、1つの小果柄に複数の実をつけることから命名された。秋から冬にかけて少しずつ開花する。春も開花する。 |
駿河台匂:スルガダイニオイ |
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花弁数:5~10枚 花径:3.2~4.0cm サトザクラの栽培品種。オオシマザクラは、花の香りがあることが多いが、この「駿河台匂」は特に香りが強い。5~8枚の正常の花弁に、数枚の旗弁がある。紫褐色した若芽が、花と同時に伸びる。花期が長め。 |